明日の薬 2
有名な植物学者でミズーリ植物園長のピーター・レイヴン博士は、20年以上もこのグループの植物を研究をしています。
レイヴン博士の報告によれば、マツヨイグサ属の種によっては、種子の脂肪に、不飽和脂肪でかつ必須脂肪酸であるガンマ・リノレン酸(GLA)を含んでいるといいます。
自然界でガンマ・リノレン酸をたくさん含むものといえば、人間の乳もそうです。
脂肪酸がなぜ重要かというと、体の中の膜の機能を正常に維持する働きを持っているからなのです。
最近の研究では、現代の人々は、必須脂肪酸が欠乏していることが指摘されています。
これらの欠乏により、湿疹や関節炎や動脈硬化などたくさんの病気が広く起きていると思われます。
ガンマ・リノレン酸は、こうした病気の治療に最適の必須脂肪酸でしょう。
1970年代の終わりに、この薬用の可能性が発見される前は、マツヨイグサ属の植物は夜咲きの美しい草花としか見られていませんでした。
約120種のマツヨイグサ属植物が世界中には存在し、アメリカ合衆国には60種があります。